病院へ行く！ 受診時の注意点！
人身事故であれば、まず怪我の状態を医師に診断してもらうように病院へ行きましょう。（ここからが注意です！）
①事故直後の救急車搬送は近隣の救急受け入れの病院になると思います。ここで診てもらえるのは「救急担当の医師」であり、翌日以降の経過観察も担当してもらえる医師では無い事がほとんどで、重症度の高い症状は申し送りされますが、軽いと見なされた症状はカルテに残されず、申し送りされないケースがあります（※後日、言った聞いてないのトラブルになったケースがありました！）。軽かろうが重かろうが、カルテにしっかり残してもらうよう症状を伝えましょう。
②翌日以降の再受診は「整形外科の医師」が担当します。ここでの担当医師が、今後長くお付き合いしていく医師です。相性等が合わないケースもあると思いますが上手にお付き合いしましょう（※もし、どうしても合わない場合は病院を変える事も出来ます）。
ここでも痛み・違和感の場所を伝えるのですが、カルテに全て記載されているかパソコン画面をチェックしておきましょう。やはり「痛みの程度が低いもの」「違和感程度の症状」は聞き流されてカルテに記載されない事があり、後日裁判になった時は「医師のコメント」「カルテ開示でそこに記載されていること」が全てです（※一般的に医師のカルテにどう記載されているのか！の方が信用されます。接骨院のカルテ記載内容は信頼度が低い事が多いです）。医師のカルテに「事故との関連性のある症状全て」をデジタルベースで残されているか確認しておくことも覚えておきましょう。
③接骨院での施術を希望される場合、医師に「同意」をお願いしましょう。※医師の中には「接骨院」に行く事を良く思わない方がいらっしゃる事も事実です。「勝手にすれば！」「接骨院に行くなら2度と来ないで！」とまで発言された患者さまもいらっしゃいます。ここでも、カルテに「同意」が記載されていないと、あとで「言ってない」「同意は認めていない」となり、トラブルが起きます。
大事なことは、患者さんの症状に寄り添って信頼関係を築いて症状の経過を診ていけるかどうだと思います。「病院」か「接骨院」かを選ぶのは、患者本人の意思で問題ないはずなのに。。。
※当院では医接連携が取れている病院がございますので、困ったことがありましたらご相談ください。
※医師の立場で病院（接骨院）選択についてのコメントを書かれいる「あやせ駅前整形外科・内科」
2021.5.25ブログ医療情報記事より